同窓会懇親会 会長挨拶(要旨)
令和6年8月10日
同窓会長 大田 弘(魚高23回生)
皆さん、こんにちは!
今年の懇親会はご覧の通りたくさんの方々に参加頂いております。
昨年度の3倍近い方々、大盛況となっています。
伊東幹事長を始めとする役員の方々、平君を筆頭とする学年幹事(55回生)の皆さん方、そして高校など多くの関係者からの“熱心な呼び掛け”によるものです。
ありがとうございました。
今日は中尾名誉会長より貴重な講演を頂きました。
(演題:「僕の歩み来た道」/後日、同窓会HPに映像掲載を予定)
今年の4月に米寿を迎えられましたが、全く衰えることのない記憶力、豊富な話題の数々!巧みな”話術“そして、これまでにも増しての”熱いお話し”でした!
混迷を続ける社会での”生き方の羅針盤”(ヒント)を示して頂いたと思います。
しかし一点、皆さん方への事前の演題アナウンスは「僕の心の根っこ 魚津高校」でありましたので、あれ?と思った方がいらっしゃったと思います。私などの小心者はとてもとても出来る離れ業ではありません。人格者、中尾さんならではのことでした。
さて、私はこの4月より東京富山県人会・連合会(会員数3万人)の会長に就きました。廃藩置県により加賀藩の領地であった越中富山は、石川県としてスタートしました。
ところが、越中富山の最大の課題であった河川防災への予算配分が乏しく、ついに不満が爆発、分県・独立運動が起きました。そして、今から丁度140年前に富山県が誕生、また、浅野総一郎、安田善次郎など日本を代表する県出身の実業家の呼び掛けにより東京富山県人会が発足しました。
年に一度、1,000名に近い方々が、ホテルニューオータニの大会場に集まり「懇親のつどい」が盛大に行われています。
就職や大学入学で上京した際には、先ずは東京県人会に挨拶に行くというのが通例だったそうです。
努力が報われた方、泥をすする様な苦労をしても上手く行かなった方、年に一度、集まって、お互い共通の富山の話題に花を咲かせ、励まし合い、助け合ったのが県人会でした。
成功した人は、自らの才能と人一倍の頑張りで今日があるといった驕りではなく、たまたま偶然、いろいろな人の助けがあって今の自分があると捉え、県人会への財政的支援も買ってでたそうです。
時代が大きく移り変わり行く中で、同窓会や県人会などの意義、期待もまた変貌しつつあります。
情報化時代、IT・AI時代の進展は県人会や学校同窓会など、アナログな出会い・縁を疎遠にしがちです。
目前の経済的損得に関心が集中する時代、多様性(ダイバーシティ)と身勝手な個人主義とを混同しがちな時代、これからの同窓会のあり方も一工夫、必要となってきます。
引き続き、皆様方の支援、応援が欠かせません。何卒、宜しくお願い致します。