同窓会からのお知らせ

同窓会からのお知らせ

HOME > お知らせ > 令和4年 年頭ご挨拶

お知らせ

令和4年 年頭ご挨拶

富山県立魚津高等学校
令和4年元旦
同窓会長 大田 弘(魚高23回生)

 新年明けましておめでとうございます。
新型コロナ収束への期待感が高まりましたが、このところの新たな変異株の出現により、依然警戒が必要な状況が続いています。
 コロナ禍の長期化により世代を問わず皆様方のご苦労は計り知れないものと推察致します。
 スペイン風邪以来の100年ぶりのパンデミック(感染症の世界的流行)、また、産業革命以来の250年の人類の活動がもたらした繁栄・豊かさと地球の温暖化に起因する自然災害の頻繁、甚大化など。これらは我々に“グレートリセット”つまり、生活様式や生き方そのものを根本から見直せ、やり直せ!との警鐘を鳴らしているのではないか?との指摘もあります。
しかし、一旦手にした豊かさを手放すこと、際限の無い欲望から卒業することは容易ではありません。
20世紀最大の物理学者と云われるA.アイ ンシュタイン(1879〜1955年)が大正時代に日本を訪れた時のこと。
宿泊したホテルの雑用係にチップ(小銭) の代わりに一枚のメモを渡しました。それには「穏やかでつつましい質素な生活は、成功を追求するせいで常に浮き足立っているよりも、より多 くの幸福をもたらす」と書かれてありました。
最近、このメモが発見され競売にかけられ数億円で落札されました。
一方で、彼は「人生とは自転車のようなもの。漕ぎ続けないと倒れる」という言葉も遺しています。
彼の理想は前者、現実が後者だったのではと私は思っています。
 コロナが一刻も早く収束し、今年8月の同窓会総会で皆様方と3年ぶりにお会いできることを切に願っております。

以 上